
これまでの回では、私の投資方針や、高配当株の選び方を紹介してきた。今回は、投資を続ける中で自分用に作ったiPhoneアプリ「投資収益管理」について書く。あわせて、現在開発中の友人との株式対戦機能についても紹介する。
- 第3回:研究の合間に始めた投資が、高配当株に落ち着くまで
- アプリの紹介ページ:投資収益管理(App Store)
作ったきっかけ:投資全体の利益が分からなくなった
アプリを作ろうと思ったのは、証券会社の画面を見ても、自分の利益がよく分からなくなったからである。
私の投資先は、時期によって少しずつ増えてきた。
- 個別株(日本株)
- 米国株
- 積立投資
- 不動産投資(COZUCHI)
- 配当
それぞれの画面で損益は確認できる。しかし、投資先が分かれていると、全部を合わせて、結局いくら増えたのか(減ったのか)が分かりにくい。
「投資全体の合計を、ひとつの場所で確認したい」。そう思って、自分で記録できるアプリを作ることにした。
今できること
現在のアプリでできるのは、次のことである。
- 収益と損失を手入力で記録する
- 投資先をカテゴリに分けて整理する
- 記録した損益をグラフで確認する
- 過去の記録を振り返り、編集する

証券会社と連携するのではなく、自分で入力する仕組みにしている。口座の情報をアプリに渡さなくて済む一方で、入力の手間はかかる。
また、銘柄ごとの管理はまだできない。今後、追加する予定である。
開発で大事にしていること
入力の手間をできるだけ少なくする
手入力の記録は、面倒になると続かない。そのため、入力することを最小限にしたいと考えている。
ただ、正直なところ、ここはまだ十分に工夫できていない。今後の大きな課題である。
時系列で見られるようにする
ある時点の損益だけでなく、これまでどう推移してきたかを見られることを重視している。
高配当株を長く持つ方針なので、短期の値動きより、時間をかけて資産がどう変わってきたかを確認できるほうが、自分には合っている。増配が続くと何年もかけて配当が増えていく、という考え方は第5回で計算した。
開発中:友人との株式対戦機能
最近は、友人と株式で対戦できる機能を開発している。
きっかけ
友人と投資の話で盛り上がったことがあった。「どちらの銘柄選びが上手いか、比べてみたい」と思ったものの、そのまま比べるには2つの問題があった。
- 投資に使っている資金が、人によって違う
- 自分のポートフォリオを公開することに抵抗がある
資金が違えば、利益の金額で比べても公平にならない。また、実際に何をどれだけ持っているかを友人に見せるのは、気が進まない人も多いと思う。私もその一人である。
仮想の銘柄選びで、損益率を競う
そこで考えたのが、仮想の対戦である。
- 期間を決める
- それぞれが銘柄を選ぶ(実際に持っている必要はない)
- 期間が終わったときの損益率で競う
| 問題 | 対戦機能での解決方法 |
|---|---|
| 資金が人によって違う | 金額ではなく、損益率で比べる |
| ポートフォリオを公開したくない | 実際の保有株ではなく、仮想の銘柄選びで競う |
これなら、資金の大小に関係なく「銘柄を選ぶ力」で楽しめる。実際のお金を動かさないので、普段は選ばないような銘柄に挑戦してみることもできる。
一方で、短い期間の損益率は運の要素が大きい。1回の対戦で勝ったからといって、銘柄選びが上手いとは言い切れない。何回か続けて傾向を見る使い方を想定している。
今後やりたいこと
- 銘柄ごとに損益を管理できるようにする
- 入力の手間を減らす
- 友人との株式対戦機能を完成させる
まとめ
- 証券会社の画面では、複数の投資先を合わせた利益が分かりにくかった
- そこで、投資全体の収益と損失を記録できるiPhoneアプリ「投資収益管理」を作った
- 今は手入力での記録、カテゴリでの整理、グラフ表示ができ、銘柄ごとの管理は今後追加する予定
- 資金の差やポートフォリオを公開する抵抗をなくすため、仮想の銘柄選びで損益率を競う、友人との対戦機能を開発中
自分が使いたいものを作るところから始まったアプリだが、対戦機能が完成すれば、投資の話をもっと気軽に楽しめるようになると考えている。機能を追加したら、またこのサイトで紹介する。
本記事は過去データにもとづくシミュレーションと情報整理であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。過去の成績は将来の成果を保証しません。投資判断はご自身の責任で行ってください。